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2016年の読書メーター

2017年01月02日 19:19

2016年の読書メーター
読んだ本の数:42冊
読んだページ数:9703ページ
ナイス数:697ナイス

2016年 読メまとめ



銀河英雄伝説〈8 乱離篇〉 (トクマ・ノベルス)銀河英雄伝説〈8 乱離篇〉 (トクマ・ノベルス)感想
わああああ、ヤン・ウェンリーが、奇蹟のヤンが、あっけなく、本当にあっけなく死んでしまった。戦術もくそもない、ただただ酸鼻をきわめる死闘の混乱のなかで、一人、ひっそりと。信じられない。絶対的な信頼を寄せる神的な存在を失ったような喪失感。そして、私は彼に絶対的な信頼と、思慕の念とを抱いていたのだと改めて自覚する。のちにフレデリカが空想するヤンの理想的な最期とのあまりのギャップに泣きそうになった。あまりに喪失感が強かったためか、なかなか続きを読む気力が生まれなかったほど。いまはただ、黙祷を捧げたい気持ち。
読了日:1月27日 著者:田中芳樹
枕草子 清少納言のかがやいた日々 (講談社青い鳥文庫)枕草子 清少納言のかがやいた日々 (講談社青い鳥文庫)感想
清少納言は、紛うことなきブロガー女子だった。彼女が現代に生まれていれば、確実にそうなっていただろう。素敵な感性を有する彼女と同列に並べるのはおこがましいかもしれないが、私も「書くこと」を拠り所とする同じブロガーとして、非常なる親近感を得た。きっと定子様のためにも、なるべく楽しいことしか書かないというモットーにも共感する。現代に通ずる「あるある」エピソードも面白かった。私はこれからも、たくさんの「楽しい」を集めていきたいと思う。
読了日:1月28日 著者:時海結以,久織ちまき
真昼の月〈上〉 (リンクスロマンス)真昼の月〈上〉 (リンクスロマンス)感想
久しぶりにアンダーグラウンドなヤの字寵愛系の世界に浸りたくなって、読むことに決めた。いおかさんの小説は、BLとはいえ背景のストーリーもしっかりしているので読みごたえがある。次巻では、神崎のまさかの能動的色仕掛け展開があるようなので、第三者的な立場に置かれた辰巳の反応が楽しみである。まあ、それなりに想像はつくわけだがw
読了日:3月4日 著者:いおかいつき
オーラの運命(さだめ)―この世もあの世もバラ色にする黄金法則オーラの運命(さだめ)―この世もあの世もバラ色にする黄金法則感想
世代的にはタイムリーではないので著者についてはあまり存じ上げないのだけど、本文中から感じられる江戸っ子な兄貴っぷりが素敵だ。その若々しい語り口からして50代60代の頃に書かれた本かと思いきや、ななんと、当時83歳であらせられたという。精神の若さがそう感じさせたのだろうか。スピリチュアルな話ももちろん面白かったが、本編中、名を連ねる名だたる「昭和の名優」たち。日本映画の黄金期の片鱗も覗き見させてもらった気分。
読了日:3月6日 著者:丹波哲郎
八丁堀喰い物草紙 江戸前でもなし八丁堀喰い物草紙 江戸前でもなし感想
人の心のあたたかさに包まれる一冊だった。そのさりげないあたたかさに見守られながら、じたばたもがいて時には失敗もしながら、人は成長していくものなのだよなぁ。経験値だいじ。余談ながら、正一郎を見ていると『雷桜』のお殿様を思い出した。私にとってはそれに続いて本著が二作目だったのだけど、宇江佐さんちの男子には癇癪持ち系がよくいるのかな。いうなれば天然ツンデレの極み…?(笑)
読了日:3月7日 著者:宇江佐真理
源氏物語 (新装版) (講談社青い鳥文庫)源氏物語 (新装版) (講談社青い鳥文庫)感想
私にとって、おそらく初めて読む源氏物語。わかりやすくなっているだろうということで、まずは青い鳥文庫様のお世話になってみた。感想を一言でいえば、「おおう、タブーの匂いがぷんぷんするぜ」。きっと、紫式部もあえてそこを狙っていったのだろう。人はそれぞれが持つカルマに悩み、しかしまた、それがあるからこそ人生が豊かになるということもあるのかもしれない。いずれは大人向けの詳細なバージョンにも着手してみたいと思う。
読了日:3月9日 著者:紫式部,睦月ムンク
頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)感想
全体を通して思ったことは、「自分の頭で考えること」の大切さ。誰かの意見をただ受け売りして、自分で考えたつもりになってはいないか。背伸びはしなくていい、まずは物事に対し「どうしてそう思うのか」、その因果を意識する癖をつけよう。とかく思考停止に陥らなければ、自ずと「自分オリジナルの意見」がわき上がってくる。そして、いつだって失ってはいけないのは客観性。難しいことではあるが、このことを意識するだけでも、少しは愚かさから脱することができるのではないか。
読了日:3月11日 著者:樋口裕一
だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 2) (イラスト版子どもの認知行動療法)だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 2) (イラスト版子どもの認知行動療法)感想
とにかく私は「水をかける考え方」を取得しなければならない。思考の癖付けだとは思うが、練習でなんとかなるものなんだろうか…。そもそもの、「問題から離れる」というのはごもっともな消火法。「離れる」ために、執着心をコントロールする技術を身に付ければ早く楽になれる。わかっては、いる。が。【メモ】ひと休みしよう(問題から離れる)。水をかける考え方をしよう。怒りを安全にはき出そう(運動、あるいは深呼吸やストレッチ)。問題を解決したり(冷静に主張、柔らかい考え方、ゆずり合い)、先へ進んだりしよう(考えることをやめる)。
読了日:3月11日 著者:ドーンヒューブナー
斎藤一人 神様に上手に助けてもらう方法 (15分間シリーズ)斎藤一人 神様に上手に助けてもらう方法 (15分間シリーズ)感想
お守りの言霊「天之御中主(あめのみなかぬし)さま お助けいただきまして ありがとうございます」。これでまたちょっと波動を高めてみるかな。なにが起きるか楽しみ。ただ「天之御中主さま」が覚えられるかわからないけど、まあ、繰り返していれば覚えられるでしょう(笑)。
読了日:3月11日 著者:斎藤一人
だいじょうぶ 自分でできるこだわり頭[強迫性障害]のほぐし方ワークブック(イラスト版 子どもの認知行動療法 3) (イラスト版子どもの認知行動療法)だいじょうぶ 自分でできるこだわり頭[強迫性障害]のほぐし方ワークブック(イラスト版 子どもの認知行動療法 3) (イラスト版子どもの認知行動療法)感想
自ら巨大に培養してしまったOCDと戦うんや~。脳のなかのいじめっこに負けへんのや~。「OCD」と具体的な名前を意識することで、戦いやすくなりそうな気もする。つまりは執着心のことかなと思ったけれど。
読了日:3月14日 著者:ドーンヒューブナー
雲の王雲の王感想
気象予報士の蓬莱さんのブログで紹介されていて知った本。特殊能力の設定は面白かったが、お話については興味を維持するのが少々難しかった。気象分野に携わる人ならマッチするのかもしれない。
読了日:4月30日 著者:川端裕人
グランブルーファンタジー (ファミ通文庫)グランブルーファンタジー (ファミ通文庫)感想
ゲーム内の文章だけではどうしても「見えない」部分の描写が興味深く、より一層【グラン】となって世界に入り込める。余談。偶然ながら、私は過去に著者のFF11シリーズを何冊か読んだことがあった。当時はただ「FF」というブランドに惹かれただけだったのだが、今回本作を読んで、著者はファンタジーの世界観と実に相性のよい方なのだなと思った。後に知ったことだが、FF11はオンラインゲームなんだよな。その自由度の高さゆえのノベライズか。
読了日:5月1日 著者:はせがわみやび
東京の休日 (2) (ディアプラス文庫)東京の休日 (2) (ディアプラス文庫)感想
自らも知らぬ新たな一面を、否が応でも知らしめる相手。魂をゆさぶる存在。そんな影響の連鎖が運命を作り上げていく。前巻からずいぶん間があいて少々記憶も薄れていたが、これにてシリーズ完走。
読了日:5月4日 著者:桜木知沙子
100年俳句計画―五七五だからおもしろい! (Soenshaグリーンブックス)100年俳句計画―五七五だからおもしろい! (Soenshaグリーンブックス)感想
俳句はコミュニケーションツールでもあるのだなあ。俳句がつなぎ、広がる縁をうらやましく思った。たった17音に秘められた物語あり。そんな俳句をめぐる数々のエピソードに触れ、私も、と思うのだけれど、まずは歳時記で季語を知ることからなのかな。多少の語彙はあったほうがいい気がする。そしてなにより、「俳句の種」を見つける心のアンテナを張ること。感じる心。これがいちばん難しい。
読了日:5月8日 著者:夏井いつき
だいじょうぶ 自分でできる心配の追いはらい方ワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 1) (イラスト版子どもの認知行動療法)だいじょうぶ 自分でできる心配の追いはらい方ワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 1) (イラスト版子どもの認知行動療法)感想
心配事は心配ボックスにいれて鍵をかける。離れているうちに心配のエネルギーは弱まる。個人的には、「これについてはあとで考えよう」という気持ちで心配事をリストアップしておくと、似た効果を得られる。ような気がする。心配をするのは心配タイムに限定する。心配に囚われたときは過去のよい思い出にひたってハッピーな気持ちに。心を強くするためには運動して体を鍛えることも大事みたい。ですよねー。
読了日:5月8日 著者:ドーンヒューブナー
だいじょうぶ 自分でできる後ろ向きな考えの飛びこえ方ワークブック(イラスト版 子どもの認知行動療法 4) (イラスト版子どもの認知行動療法)だいじょうぶ 自分でできる後ろ向きな考えの飛びこえ方ワークブック(イラスト版 子どもの認知行動療法 4) (イラスト版子どもの認知行動療法)感想
脳には癖がある。わるい面に目がいってしまう脳なら、よい面を見つける訓練をする。柔軟性を身につける。そのためにはまず、思考の癖の自覚から。自分にとってはあまりに自然な思考すぎて、後ろ向きな考えであることに気づいていないことすらある。ものごとにはかならず裏面と表面がある。脳を裏から表にひっくり返す練習。
読了日:5月8日 著者:ドーンヒューブナー
神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS)神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS)感想
ん、大団円。物事がトントン拍子に進み、意表を突かれるようなことはなかったけれど、みんながハッピーになれたらそれでいいかな。みずみずしい感じのするお話でした。自分の居場所。それは、自分の好きだと思えるなにかがある場所のこと。たくさんの好き、自分の居場所を見つけていきたいな。「僕たちが本を待っているように、本も読者を待っているんだよ」。
読了日:5月16日 著者:三萩せんや
だいじょうぶ自分でできる眠れない夜とさよならするワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 5)だいじょうぶ自分でできる眠れない夜とさよならするワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 5)感想
手品と同じように、入眠まではルーティンが重要。それを守れば必ずうまくできる。【小技メモ】ぐるぐる呼吸(鼻の穴の左から吸って右から出すイメージを左右交互に)、伸びて沈める運動(仰向けで右足を下に向かって伸ばし5秒→脱力、続いて頭に向かって伸ばすのを5秒→脱力、これを両足。手も片方ずつ下に向かって伸ばして5秒→脱力)
読了日:5月17日 著者:ドーン・ヒューブナー
伯爵と妖精―紅の騎士に願うならば (コバルト文庫)伯爵と妖精―紅の騎士に願うならば (コバルト文庫)感想
エドガーには妖精に関する知識・能力が乏しいどころか、むしろ悪のエネルギーを解放させてしまっているところがミソだなぁ。リディアとの絆は確実に育まれているけど、それとは別に、越えられない壁がある感じが。妖精界に近しい周囲の人たちと比べて、唯一で最大の負けてるポイント? ニヤニヤする。/サブメンバー。レイヴンの堅さが相変わらず面白い方向に転がっている。ニコへの片思い(笑)も微笑ましい。アーミンとケルピーの、敵陣営なんだけども協力者、という微妙な関係にも注目。ケルピーがアーミンに対し、個人的な興味を抱き始めた?
読了日:6月2日 著者:谷瑞恵
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)感想
失われるものが多すぎた、けれども運命的ともいうべき大泥棒劇。「綿密に計画を練り、実行し、そして功を奏する」というプロセスは、いつだって脳汁ブシャーとなる。中盤までは、そんなふうに計画を詰めてゆく登場人物たちとともに、大冒険の心境を楽しんでいたのだけど。終盤の個人的脳内BGMは『モスクワ郊外の夕べ』。虚無感。/過去に読んだ小説『それでも、警官は微笑う』の感想にひさびさナイスをいただき、『李欧』を思いだし、アンダーグラウンドな世界観に浸りたくなって、後者と同著者の本作に着手した次第。
読了日:7月4日 著者:高村薫
不夜城不夜城感想
ふたりはやはり、おんなじだったのだろうか。だからこそ迎えたのかもしれない結末。皮肉にも、そうであることを確かめあう最後となった。ああ、しんどいなあ。天は味方をしてくれるものなのかと、ギリギリまで希望は捨てていなかったのだけれど。/あらゆる集団が複雑に絡み合うなかで、大局を読み、人生の蓄積を総動員して保険に保険を重ねる。よく頭が回るなと。でもそれは、情け容赦のない世界で生き残るために必要なことであり。自らは無縁であるようにと願うためにも、そんな世界の存在を知っていてもいいのではないか。濃密な読書体験だった。
読了日:7月14日 著者:馳星周
天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)感想
ノルルスカインとミスチフがどういう存在なのか、またその関係性が、これまでよりは明らかになった。そして新たなるキーパーソン、ザリーカ。重大な秘密を持つ彼女の未来はいかに。アニーについては以前にもどこかで見かけた記憶があるのだが、どういう経緯だったのか思い出せない。そのうち明らかになるだろう。イシスの名も聞き覚えはあるが、詳しくは忘れた。ヴァンディ親子の物語は、時系列的には前巻と同じ頃だろうか。100年後に太陽系へ到達する異星人とはなんのことだろう。まだまだわからないことだらけ。わくわくする。
読了日:7月17日 著者:小川一水
だいじょうぶ自分でできる悪いくせのカギのはずし方ワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 6)だいじょうぶ自分でできる悪いくせのカギのはずし方ワークブック (イラスト版 子どもの認知行動療法 6)感想
「悪いくせ」への対処は、悪いくせが果たしていた何らかの目的を達成する代替手段、すなわち安全性の高い「新しいくせ」をあえて作ってしまい、悪いくせを過去のものにしてしまうことが有効。というメッセージを受け取った。
読了日:7月18日 著者:ドーン・ヒューブナー
無法の弁護人 法廷のペテン師 (NOVEL0)無法の弁護人 法廷のペテン師 (NOVEL0)感想
新設レーベルとのことで、私にとっては記念すべき一作目に着手。ラノベのごとく扉絵にキャラクターイラストはあるものの、内容は濃いめで読みごたえがあった。波長は合いそう。要注目。/ちなみに私にとって初読み作家さんでもあった。「裁判モノ」はどの媒体でもあまり触れたことがなく、知識もないのだが、阿武隈が正攻法ではないことだけはわかる。彼に害意がないことは救いだけれど、真実を護るためとはいえ手段を選ばないことにはやはり戸惑う。しかし本作で描かれたように、悪魔にならねば護れない真実もあるということか。
読了日:7月19日 著者:師走トオル
八百万の神に問う3 - 秋 (C・NOVELSファンタジア)八百万の神に問う3 - 秋 (C・NOVELSファンタジア)感想
あっ、いいな、と。アンジ君の無自覚天然誘い受け感。戸惑うトウロウをもっと見たいわw 二人は次巻も出てくるかな。/終章にキーパーソン登場。ザイオン音導師…? それってイーオンの兄弟子という…? 生きていたのか。そしてもう一人の兄弟子・リオンは、使者を免れたにも関わらずどうして喪われることになったのだろう。イーオンが致命傷を負った経緯も知りたい。秘されていたイーオンとその兄弟子たちの過去、真実を、ようやく知ることができそうだ。兄弟子ふたり、彼らはどういう人物だったのだろうか。まだよく見えない。
読了日:7月24日 著者:多崎礼
だいじょうぶ 自分でできる嫉妬の操縦法ワークブック (イラスト版子どもの認知行動療法)だいじょうぶ 自分でできる嫉妬の操縦法ワークブック (イラスト版子どもの認知行動療法)感想
本当に大切なこと、物事の本質を見失わせる視野狭窄。ひとつの考え方に囚われることは、考えているようで一種の思考停止なのかもしれない。大きな視野で物事を捉えれば、新たな考え方を発見できるかもしれない。足るを知る者は富むということを念頭に置いて、欲をコントロールする。本当に自分に必要なこと、やるべきことを合理的に判断していくというのも、考え方のひとつの大きな指針となる。ということを思った。
読了日:7月24日 著者:ジャクリーン・B.トーナー,クレア・A.B.フリーランド
独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑) (電撃文庫)独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑) (電撃文庫)感想
私はどうやら2巻を先に手にしてしまったらしいが、せっかくなので、順序が違うと知りながらも読む。圧倒的。圧倒的であった。なるほど、そうきたかという予想外の連続。まさに、斬新な創意工夫の宝石箱やぁ~。作者の独壇場に、私は圧倒されっぱなし。少しのズレを与えるだけで、世界はこうも違ってしまうのか。その岩雪崩的な広がりに、クスクス笑いながら読み進めた。氏のような人物のことを鬼才というのだろうなぁ。1巻も読みたい。(ちなみに、記されていたQRコードは読み取った。コードはコードとしての役割をちゃんと果たしていた…w)
読了日:7月29日 著者:野崎まど
だいじょうぶ 自分でできる失敗の乗りこえ方ワークブック (イラスト版子どもの認知行動療法)だいじょうぶ 自分でできる失敗の乗りこえ方ワークブック (イラスト版子どもの認知行動療法)感想
失敗をすることで、物事の穴、考えるべきポイントが明らかになり、成長につながる材料が増えると捉える。失敗は、悪気があってなされるわけではない場合が多い。大事なことは、対策を講じるなどのあとの対応、そしてなにより、目をそらさず自分のこととして責任をとること。それができれば、失敗を恐れることはない。予期不安による回避行動が問題となる場合は、あえて回避をせず不安に挑戦、実際には恐れているようなことにはならないという認知を重ねて、その不安がいかに非現実的であるかを確認する。これが認知行動療法の真骨頂。
読了日:7月29日 著者:クレア・A.B.フリーランド,ジャクリーン・B.トーナー
烏に単は似合わない烏に単は似合わない感想
終盤、どんでん返し。真実はうまく隠されているので、気持ちよく騙されよう。思いがけない展開の連続に、わくわくが止まらない。それは一気にひっくり返るオセロのごとく。駒の差し手は若宮さま。/最近は個人的に、幼なじみ萌えについて部屋のなかでもんどり打ちたくなる程度には熱が上がっているところであり、その矢先にこの展開だったので、胸が熱くなった。これは良い。
読了日:8月18日 著者:阿部智里
賢者の愛賢者の愛感想
ちょうだいお化け。これなんてホラー。諒一が、事故の原因を作ったのを真由子としていて、しかも彼女は生き残りながらも釈明すらできない状態になってしまうなんて。用心はしていたはずなのだ。しかし最後の最後に隙を生み出され、人生を奪われて、いわばテロリストに敗北した形の結末がやるせなさすぎる。……これは敗北…なのだろうか? あるいは、一概には言えないのだろうか。
読了日:8月20日 著者:山田詠美
フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)感想
宗介、孤軍奮闘。自ら戦場へと身を投じ、はりつめた戦士へと還る。かなめやミスリルの面々がいなくてさみしい。ひたすらヘヴィ。終盤、ウィスパードのネットワークを再び垣間見る。宗介について「もともと、彼はわたしの人」という発言が気になった。ナミの言葉としたら違和感。そしてそれをすんなり受け入れるかなめ。彼女たちについては、まだまだあずかり知らぬ謎がありそうだ。そもそも、前巻でかなめがどうなったかよく思い出せないのだが、学友たちの身と引き換えに自らアマルガムに捕らわれた…のだったか?
読了日:8月24日 著者:賀東招二
彷徨う勇者 魔王に花 (C・NOVELSファンタジア)彷徨う勇者 魔王に花 (C・NOVELSファンタジア)感想
初読み作家さん。メインはワンコ系末っ子男子とツンデレ系長姉女子の組み合わせ。数多い兄弟たちをはじめ、キャラクターのバリエーションを感じた。名前だけ登場の兄弟については、本作が単発で終わるとすれば少々もったいない気が。興味あるしな。余談ながら、ハイルやその父が急に魔界へ連れてこられて、障気にあてられたりしてないとかは気にすべきでないのだ。きっと対策済みだったのだ。ゲルドいわく、なにか「準備」をすれば人間でも居られるっぽいし…。他にも、アランがグル形態のときの挿絵が人間形態とかも気にすべきではないのだ…。
読了日:8月28日 著者:沙藤菫
幻想交流 ハママツ篇幻想交流 ハママツ篇感想
斬新な企画、そしてストーリー。いままで出会ったことのない世界観に、最初はなかなか想像が追い付かなかったけれど、入り込めば問題ない。登場人物たちのやりとりも面白かった。ニヤニヤした。最後、フジマエ側の世界に、成長した?ハママツさんが現れて謎ハッピーエンドを迎えたが、このあたりの経緯は追々知らされる…のだろうな。そうでなければ、突拍子もなさすぎる終幕で気持ち悪いぞw あと、「戦闘騎」のビジュアルを目で見てみたいと思った。/新たに開始された四コマ漫画もかわいいし、このプロジェクトは今後も楽しみ。追いかけます。
読了日:9月6日 著者:芝村裕吏
グランブルーファンタジー II (ファミ通文庫)グランブルーファンタジー II (ファミ通文庫)感想
2巻はイオが初登場するバルツ公国編。彼女の名字が「ユークレース」であることを初めて知った。ゲーム内でも言っていたか? 記憶にないw 「ユークレース」調べてみると宝石の名らしく、その色は、まさしくイオのイメージカラーにぴったりのブルーであった。ちなみに、カタリナの名字である「アリゼ」については、ゲーム内でローアインがしばしば言っていたので、私も知るところとなっている(笑)。
読了日:9月10日 著者:はせがわみやび
小説・秒速5センチメートルA chain of short stories about their distance (ダ・ヴィンチブックス)小説・秒速5センチメートルA chain of short stories about their distance (ダ・ヴィンチブックス)感想
初読み作家さん。お話については、要所要所でもどかしいことばかりが起きた。中学での別離さえなければ、理想的な幼なじみラブとして健全に愛は育まれたとしか思えなくて。しかしそれが叶わなかったとき、彼女を過去のものにできず囚われ続けるのならば、いっそ過去にしてしまわないための努力が必要だった? この場合、連絡をとれないことはなかったはずだしな。そうでなければ、現実から目を背けつづけていてはいけなかった? 心ここにあらずの弊害として、正面から受け止めることができなかった想いたちがあった。中途半端はよくないな。
読了日:9月12日 著者:新海誠
伯爵と妖精―誰がために聖地は夢みる (コバルト文庫)伯爵と妖精―誰がために聖地は夢みる (コバルト文庫)感想
ニコ、まさかの離脱。不動のキーパーソンのはずだし、今後は水面下ででもニコサイドの展開があったりするのだろうか。そしてリディアとエドガー。リディアのなかに宿ってしまったフィル・チリースの魔力はどうやらエドガーのなかの魔力に反応するらしく、ふたりを引き離す切実な理由がまたひとつ増えたな。想いは通い合っているのだから、ふたりの共闘関係はより強いものになりそうだけど。想い合うがゆえに離れざるを得ないジレンマ。長い夜はいつ明けるのか。
読了日:9月20日 著者:谷瑞恵
八百万の神に問う4 - 冬 (C・NOVELSファンタジア)八百万の神に問う4 - 冬 (C・NOVELSファンタジア)感想
これにてシリーズ完走。ヤコウの笑顔は私だけが知っていればいいというイーオン(齢5年ちょい(笑))に萌える。今回の、個人的ベストオブかわいい。昔を語る彼女は否定していたけど、この気持ちは恋なんじゃないかな。/カーテンコール的に名前が出てきたタイガ、サクヤ、レイシャ。聞き覚えがないことはない気がするが、それぞれエピソードがまったく思い出せず残念だ。まるで知らない人みたい。/トウロウってイーオンに対し、いつのまにそんな感情を…? 伏線はあったか? てっきり彼はアンジ一筋だと思ったんだけどなぁ。
読了日:9月23日 著者:多崎礼
烏は主を選ばない烏は主を選ばない感想
前回が表の巻であったとすれば、今回は裏の巻。ふたつでひとつの物語。前巻ではほとんどお目にかかれなかった若宮さまだけど、若宮さまは若宮さまの戦いをなされており、それらの数々を見ることができた。真の仲間vsその他全部という構図に胸が熱くなる。前作に続き、著者はこちらの予想を覆すのがお上手であり、繰り広げられる攻防にわくわくした。今回はアンダーグラウンドな部分も覗き見ることができ、八咫烏たちの世界により厚みを感じられた。この方が描く物語を、もっと読みたいと思った。お気に入りの作家さんが増えて幸せ。応援します。→
読了日:10月13日 著者:阿部智里
おおきなあなおおきなあな感想
読メのアサガオさんからの紹介で手に取った本。「いじめ」を「あな(穴)」に置き換えて描かれた、シンプルなお話。いじめる者、いじめられる者、そして傍観者がいて、いじめは成立する。穴に落ちた状態では出来ることは少なく、そこでキーとなるのは傍観者の動きなのかもしれないと思った。これはひらがなだけで書かれた絵本だけれど、人間関係の苦味を味わったことのある、ある程度の年齢になった子に向けた作品なのだろうな。幼児向けを装っているのもミソなのかも。
読了日:10月14日 著者:ぶん:あかみねちょうじえ:たなかしんすけ
小説 君の名は。 (角川文庫)小説 君の名は。 (角川文庫)感想
ロマンチック。作者はいわゆるツインソウル的な、運命的に結び付いた二人を描くのが特別うまいと思う。「宇宙」「田舎の女の子」「東京の男の子」材料は似ているけれど、今回は「秒速5センチメートル」と違ってハッピーエンドを迎えられて本当によかった。
読了日:11月3日 著者:新海誠
超訳百人一首 うた恋い。4超訳百人一首 うた恋い。4感想
4巻は、どちらかというと時代の流れから逸れていった人たちの和歌がフォーカスされていたらしい。たしかに切なさが増していたかもしれぬ。紀貫之。土佐日記で女性を装い文章を書いたという印象ぐらいしかなかったが、人物を具体的に描かれることで像がはっきり結ばれ、身近に感じることができた。また『鬼の橋』のイメージぐらいしかなかった小野篁。うた恋いの篁は大人の色気、大人の恋。クールななかに燃える情熱。よい。
読了日:11月4日 著者:杉田圭
天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)感想
思い出せないものもあったけれど、巻末の年表とキーワード一覧が役に立つ。イサリ。なんだか不穏な気配を感じる名前だと思ったけれど、この巻のイサリは、その立場以外どうということはない救世群の女の子。だからこそ複雑な気持ちになるけれど、しかしこれから300年後の怪物イサリとは、きっと同一人物なのだろう。記憶違いかもしれないが、《咀嚼者》は言葉も半ば失っていたのではなかったか。彼女の身にいったい何が…。そして再び巡り会うセアキ(の子孫)とイサリ。時を越えて、彼女の恋が再び動き出す…?→
読了日:11月10日 著者:小川一水

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ジャンルごった煮

あだし野 洞 Spinnwebe. ぼくが死んでも 九佳句(くかく)/天野英

素材お借りしました。
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