『天冥の標Ⅵ 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)』小川 一水

2016年11月11日 13:34



16/11/10 19:37

思い出せないものもあったけれど、巻末の年表とキーワード一覧が役に立つ。
イサリ。なんだか不穏な気配を感じる名前だと思ったけれど、この巻のイサリは、その立場以外どうということはない救世群の女の子。だからこそ複雑な気持ちになるけれど、しかしこれから300年後の怪物イサリとは、きっと同一人物なのだろう。記憶違いかもしれないが、《咀嚼者》は言葉も半ば失っていたのではなかったか。彼女の身にいったい何が…。そして再び巡り会うセアキ(の子孫)とイサリ。時を越えて、彼女の恋が再び動き出す…?
ラスト、ちらっと出てきた異星人。ミスミィというのはその舌っ足らずな口調と、深くは考えずに強い力を良しとし依存する性質からしても、ミスチフだったものなんだろうな。ミスチフ。不気味なやつだ。

これまで語られてきたなかで、1巻が最も未来の話なのだとすれば、そこで現れた冥王斑がどうして謎の病扱い(だった記憶がある)だったのかが不可解か? 300年とは、これほどの病がそこまで風化?するに足る時間だろうか。たしかに私も、いまから300年前――江戸時代の疫病にすぐピンとくるかと言われれば、否定するしかないけれど…。しかしそもそも、救世群という存在は常にありつづけているはずで、この病のことを忘れるわけにはいかない状況なのではないのか。アイネイアからカドムに至るまでの300年の間になにがあったのか、まだ語られていないことがたくさんありそう。早く知りたい。

水筒的な存在が救世群の間でカナコと呼ばれていると知り、そういえばこれまでの登場人物のなかに「カナコ」という女性がいたような気がする、という記憶が蘇った。この一致は偶然ではないのだろうと思うが、どういう経緯があったのだろう。地味に気になるポイントだった。

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