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『烏は主を選ばない』阿部 智里

2016年10月19日 22:27

16/10/11 22:59読メ用
前回が表の巻であったとすれば、今回は裏の巻。ふたつでひとつの物語。前巻ではほとんどお目にかかれなかった若宮さまだけど、若宮さまは若宮さまの戦いをなされており、それらの数々を見ることができた。真の仲間vsその他全部という構図に胸が熱くなる。前作に続き、著者はこちらの予想を覆すのがお上手であり、繰り広げられる攻防にわくわくした。今回はアンダーグラウンドな部分も覗き見ることができ、八咫烏たちの世界により厚みを感じられた。この方が描く物語を、もっと読みたいと思った。お気に入りの作家さんが増えて幸せ。応援します。

【バックナンバー】
八咫烏シリーズ1巻『烏に単は似合わない』感想記事

以下、触れるなら1巻のネタバレをせざるをえないけども書きたくてたまらない内容なので、一応追記に収納しておきまする。



16/10/18 9:03

『烏は主を選ばない』において、若宮が賭場で使っていた偽名「スミマル」。よく考えたら浜木綿の幼名「すみ」からとってるのかな。いまさらながら、その可能性にふと気がついて感動した。読了からのタイムラグがすごい。
それまでは、「なんでスミマルって名前にしたんだろう若宮…?」と不思議に思いはしたものの、由来についてはなんにもわかってなかったからね、私。間が抜けております、どうもころもです。

桜花宮メインではない今作で、「若浜」のカップリング要素を感じられるとは、素晴らしい小ネタ。もとの名前に「マル」をつけただけっていうシンプルさも、それを考えたのが若宮だと思うとなんかかわいい。
このことを浜木綿が知ったら、「なんでよりによって「スミマル」なんだよ…」と困惑ぎみにツッコミをいれそう。若宮としては「一番に思い浮かんだ名前がすみの名前だった」「知り合いの男の名前を借りるわけにもいかないし(相手に迷惑がかかるかもしれないから)、そうなると、むしろそれしか思い付かなかった」というのが正直なところのような気がするが、そこは頭の回転の速い若宮さまなので、なにか煙に巻くことを淡々と言ってごまかしそうな気もする。
そう、よく考えたら、真の味方の一人である澄尾も「すみ」の音を持っているので、そっちにも逃れられそうだし、そもそも、由来はむしろそちらだったり………いやいやいや、断固、浜木綿の幼名由来説を推しますよ私はっ!(笑)
「一番に思い浮かんだ名前がすみの名前だった」と正直に、淡々と言ってのけ、浜木綿に赤くなってもらうパターンもいいか。間違っても若宮は、余計な一言を添えることで「他に思い付かなかったから仕方なく使うことにした」感を出してはいけない(笑)。若宮さまは、あえて「仕方なく」感を出すことで煙に巻きそうな気もするけど、名前を借りてる時点で煙に巻ききれてないからな!!(笑)
まあ、逆に「他に思い付かなかった」という点ではポイント高いのか? んん?(笑)

  ◇  ◇

現在、私のなかで「悪友系幼なじみ男女カップリング萌え」が半端なく熱いので(この個人的ムーブメントについて詳しくは『烏に単は似合わない』の感想記事を参照)、「若浜」のカップリングを、願わくは幼少期編を読んでみたい。心から。たぶんこの作者さんなら、私のハートにどストレートなお話を書いてくれるに違いないんだ。もう、わかっちゃってるんだ。ツボがとことん一緒なんだもの。

1巻において若宮は、入内させる姫を決める際に、理論武装をするがごとく御託を並べまくっていたけれど(誰が最適であるとかどうとか?)、まあ、それぞれの姫の覚悟などの面から、誰が最適かというそれも大事な要素ではあるし、立場上、みんなを納得させるためにはそういう理論的なパフォーマンスも必要だったのかもしれないけど、でも、消去法じゃなくても、最初から浜木綿を選びたかったんじゃないか、このこの~、と。それこそ5、6歳のころから、心は決まっていたんじゃないか、と。ここで、「この人がいい、と思ったのは、私がまだ五つか六つの時だった。」という1巻の冒頭の一文が活きてくる(あまりにキーとなる一文だったのでメモしておいた)。これにより若宮が、幼きころからあくまで一途であったことがわかって萌える。浜木綿は若宮に、もし好きな人ができたら自分には遠慮せずにその人を妻にしろ的なことを言っていたけど、そんなことはありえへんのやで。「好き」の年季が違うんやで。まあ、それをいうなら「死に水だけはとらせてくれ」という浜木綿の「好き」も同じなんだけどな。ああ~両想いなのに甘くなりきれないこの感じが幼なじみラブなんやで~。うっふぉ~。ええな~。

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