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2014年の読書メーター

2015年01月01日 15:46

2014年の読書メーター
読んだ本の数:97冊
読んだページ数:30668ページ
ナイス数:1029ナイス
読メ 2014年



いつやるか? 今でしょ!いつやるか? 今でしょ!感想
読んでいて心がスッとクリアになる感覚を何度か味わう。自分の頭で考え、客観的な視点で自分自身を含め物事を見つめることの大切さを改めて思った。何が一番の目的なのかを冷静に判断し、勝ち易きに勝つ。実に地に足のついた合理的な考え方。「「こだわり」の多さは「小ささ」の証明」など自覚はしていても耳が痛い話もちらほら。/→
読了日:1月2日 著者:林修
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)感想
人の祈りと時間を込めた、ちょっとした贈り物が世界を変える。なにが楔に触れることになるのかはわからない、まさにバタフライエフェクトだなー。よい。▼なによりまさかの要素・腐女子の連帯感の登場にわろた。その「趣味」はお互い知らない者同士が一瞬にして意気投合できる、不思議なコミュニケーションツールでもある。たとえ好みの違いがあったとしても、「でも、そっちもわかります」っていうこのスタンスが腐女子同士の、引いては人と人とのあるべき姿、理想像だよね(笑)!ウン!深イイよ!/→
読了日:1月3日 著者:小川一水
あなたの性格は変えられる (中経の文庫)あなたの性格は変えられる (中経の文庫)感想
たとえどんなに好きになれない自分でも、認めてあげること、まずはそこから。固くなった心をほぐすと、自分に対しても人に対しても余裕ある心で接せられる。
読了日:1月10日 著者:心屋仁之助
二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)感想
ドラマ「ハンチョウ」は見たことないのだが、その原作だと知り読む。著者の作品は事件そのものよりも、事件を通して丁寧に描かれる組織のなかの人間模様が面白い。「隠蔽捜査」の原点的作品と言われるだけあって、安積警部補の人柄はたしかに竜崎に通ずるものがある気がする。初めて触れる安積班シリーズ、良さを掴みきれていないのかもしれないが、正直まだ感情移入できるほどではないかも。隠蔽捜査と比べてしまうとそちらのほうに軍配が上がるかな。/→
読了日:1月13日 著者:今野敏
中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?感想
PRさん、まじめカワイイ。NHK広報のTwitterはあまり見たことがないのですが、NHKのお堅いイメージを覆す面白いツイートも多いことは存じています。しかし表面上はゆるくても、その裏側ではものすごく考えられているんだなあと知り、文章からも伝わるこの人の頭の良さや誠実さ、そして信念の強さに感心しました。どのエピソードもただ面白いだけでなく、その失敗や経験から学びを得る大人な姿勢も素敵。あとがきにもあったように、なんだかお仕事小説を読んだような気持ちにもなりました。/→
読了日:1月15日 著者:NHK_PR1号
超訳百人一首 うた恋い。3超訳百人一首 うた恋い。3感想
どうにかなったりするわけではないけれど、確かに心は通ずるものがある。振り返ってみると、その心を通わした時間が一番楽しかった――。この清少納言と行成の関係性は切なくもあるけれども素敵。最後に行成が彼女のもとを訪れた場面は切なくて泣きそうになった。ニワトリの鳴き真似で現れる展開がニクいし可愛いなと思っていたら。▼のちに行成が定子の子に生涯仕えたという事実も、偶然ではなくて想うところがあったに違いないと信じたい。この際、史実も萌えの材料にしてしまおう。▼枕草子は未読なのですが、読んでみたくなりました。
読了日:1月21日 著者:杉田圭
ペテン師一山400円 (新書館ウィングス文庫)ペテン師一山400円 (新書館ウィングス文庫)感想
前編、これはいい現代版藁しべ長者(笑)。詐欺をテーマにこんなにもポップで遠大な物語を描けるのはさすが嬉野君さんだと思う。詐欺の知識も裏を返せば心理学。なんだか賢くなったような気にもさせてもらいました。▼最後に思いもよらぬ隠し球が残されていて、私は清々しいほど綺麗に騙されたw しかもおいしい隠し球。著者の描く人物たちはどうしてこうも愛おしく、なおかつ一筋縄でいかずにわくわくさせてくれるのだろう、素晴らしい。次巻が出ていなさげなのが残念すぎる!続編希望!
読了日:1月24日 著者:嬉野君
僕の好きな漫画家 (キャラ文庫)僕の好きな漫画家 (キャラ文庫)感想
「気の利く犬気質×生活能力がゼロに等しい猫気質」という、まさに私好みのCPでした。しかも本編中、「俺が猫ならおまえは犬だ」なんて、犬(気質)だとか猫(気質)だとかいう、私もしばしば考えるお気に入りのテーマが出てきたものだから、まあテンション上がりましたよね。▼内容としては、「年下わんこ攻めの基本を詰め込んでみました」といった感じ。
読了日:2月2日 著者:佐々木禎子
なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)感想
●「縁というのは結ばれるべき時に結ばれて、切れるべき時に切れる」「知り合いだから深いとか、恋慕を募らせたから結ばれるとか、そういうものではないのだ」――「縁」についての考え方のあれこれについては実に同感である。西院さんの物語のラストで少し涙がにじんだ。▼ちなみに、今回が初読みの作家さんだったのだが、この作品はこの方の作風からして異質なのかしら、そんな感想が目立つ。追々ほかの作品も読んでみよう。
読了日:2月13日 著者:野崎まど
結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)感想
●有名ながら読んだことのない作家さんの作品が、手頃な長さで読めるから、こういう傑作選の存在はありがたい。私には理解が追い付かない話もいくつかあったけれど、それもそれでよし。巻末書評がよい指標となってくれるおかげで、新たなSFワールドが開拓できそうなのが嬉しい。「読みたい本」がごそっと増えた。
読了日:2月16日 著者:
政と源政と源感想
●三浦しをんさんのコンビものは、(相変わらず)萌えの宝石箱や〜〜!▼国政と源二郎、好対照なふたり。自分に置き換えるなら、紛うことなく私は国政タイプだろうし、源二郎のようなタイプに対する国政の憧れや嫉妬の気持ちも、同じように共有することができる。▼国政みたいな、小心だからこそ、それを悟られたくなくて、「侮られたくないから」と一人で勝手に理由をつけては、猫のように背中の毛を膨らませて威嚇してる感じ、および、周りからはそのことがわりとバレバレな感じが、端から見ているとどうしようもなくかわいいと思う。
読了日:2月21日 著者:三浦しをん
全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班 (講談社X文庫ホワイトハート)全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班 (講談社X文庫ホワイトハート)感想
●京介は見た目からして内面も二枚目クール系なのかと勝手に想像していたのだが、思っていたより子供っぽいピュアボーイで意表を突かれた(笑)。らびゅ〜…(笑)▼慶二さんは京介のお父さん・十夜さん狙いなのかな、それとも本命は京介なのかな、そのあたり妄想の余地ありだな。この作者さんの作品は初読みだったけど、ジョーさんの件でも、「そのあたりのこと」が範疇であることも示されたしな(笑)。あと、食事シーンが多めなのもこの作者さんの特徴らしい?(笑)
読了日:2月23日 著者:香月日輪
八百万の神に問う2 - 夏 (C・NOVELSファンタジア)八百万の神に問う2 - 夏 (C・NOVELSファンタジア)感想
●不信に囚われた少年・シンの成長を描く、ひと夏の物語。季節の終わりを迎え、物語は大きく動きそうな気配。これまであまり見えなかった出散渡を、次巻ではトウロウの視点を借りて見つめることになるのかな。▼他人の気持ちを「味覚」で感じとるという能力(ちから)が面白い。その能力を得たのがシンであったことも、意味があるのだろう。私は、私の言葉は、いったいどんな味がするのだろうか。誰かに「また味わいたい」と思ってもらえるような人に、私はなりたい。
読了日:2月25日 著者:多崎礼
プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界感想
●すごく面白かった。物語としても面白かったのはもちろんのこと、文章から、なにか伝えられるべきメッセージを得られたように感じる。突拍子もないようでいて、なぜか腑に落ちるものがある。なんだか漠然と、「大丈夫なんだ」と思えた。読後の余韻がすごい。▼いま感じている「世界」は、脳のフィルターがかかった上での世界。脳で考えると宇宙の意思とずれてしまうことも少なくないけれど、脳で考えすぎなければ宇宙とつながることも可能になり、すべては大丈夫になる。
読了日:2月27日 著者:エベンアレグザンダー,EbenAlexander
運命的恋愛~ドラマティック・ブルー~ (ディアプラス文庫)運命的恋愛~ドラマティック・ブルー~ (ディアプラス文庫)感想
●非常にわかりづらいけど、時たま伝わる好意がある、そこで萌える、津嘉山はそんなツンデレだった(笑)
読了日:3月3日 著者:榊花月
陰陽屋あやうし (ポプラ文庫ピュアフル)陰陽屋あやうし (ポプラ文庫ピュアフル)感想
●今回もまた、瞬太くんと愉快な仲間たちにほっこり癒されました(笑)、すっかりお気に入りシリーズです。そして、終話で匂わされた「あとの九人」の存在が、私、気になります!瞬太はもちろん篠田さんの例をとってみても、きっと人なつこくてちょっぴりおバカな憎めない人たちなのでしょう。ほかの妖狐と周りの人間の関わりも、覗いてみたいものです。
読了日:3月3日 著者:天野頌子
踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック!踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック!感想
●ついに宗介がかなめに対する感情が「特別な好き」であることを認識して認めたぞ……!これでかなめとテッサの間で揺れ動いていたものが確固たるものになりましたね、おめでとう。テッサに対してそれをはっきり言う場面の彼女の心情を考えると気の毒という気もするが……。ここから、宗介とかなめはラブ的な意味でどうなっていくのか非常に楽しみ。っていうか、カリーニンさんがレナードとつながりを持っている感じ……?
読了日:3月4日 著者:賀東招二
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)機龍警察(ハヤカワ文庫JA)感想
●なんか、テロリスト側も警察側も、救われない感じがする読後感だな。「ただスッキリ爽快なハッピーエンドを描くわけではない」という意志が感じられる気がする。モブキャラだとしても、多少なりとも感情移入した人物があまりにも呆気なく死ぬなど、思わず目を逸らしたくなる無常感も生々しく描く。読者は甘やかしてはもらえないようだ。▼しかし誰に感情移入していいものか…、最後まで若干決めかねる感じだった。▼ところで龍機兵って、ガンダムのMSめいた感じじゃなくて、どちらかというとパワードスーツみたいな感じなのかな。
読了日:3月6日 著者:月村了衛
とてつもない日本 (新潮新書)とてつもない日本 (新潮新書)感想
●読んでいてわくわくしてきた。ニコッとできた。国である以上は日本から問題がなくなることはないかもしれない、だけど、マイナスな面ばかりを見て必要以上に後ろ向きに暗くなってしまうよりは、プラス思考でニコッとできることにも目を向けてみよう。そうすればまた、前を向いて進むことが出来るようになるはず。……なんだか図らずも、うつ病の治し方みたいな文章になったな(笑)。何はともあれ、日本人が知らない日本について、もっと知るべきことがあるのだなということ。サポートする国、日本。漠然とした不安だけを抱えているのはよくない。
読了日:3月8日 著者:麻生太郎
鬼舞 見習い陰陽師と御所の鬼 (コバルト文庫)鬼舞 見習い陰陽師と御所の鬼 (コバルト文庫)感想
●初読みシリーズにして初読み作家さんでしたが、一言で言って、好み。無垢な少年主人・道冬と、それに付き従う食えない従者・行近という構図。普段は優等生の仮面をつけているけれど、道冬の前では素を出せる武道派・吉昌。そして、そんな道冬を挟んでの行近と吉昌の相容れない感じ。萌えのツボを大いに刺激していただきました。▼ちなみに私は、吉昌みたいに実は頭よりもハートで感じていて、なおかつ踏み込んでみるとわかりやすいタイプに弱いのだ。かわいい。しかし今回は吉昌、ナイスヒーローポジション!ぐっ!(@サムズアップ)
読了日:3月10日 著者:瀬川貴次
産めないから、もらっちゃった!産めないから、もらっちゃった!感想
●読めば読むほど、メイプル家がごくごく「普通の家族」であることに、なんだかうるうるしてしまった。いや、この親子の信頼関係は「普通の親子」よりも強固かもしれない。たしかに「親子」というのは特別な関係かもしれない、しかし「人と人」の関わりである以上、そこに確かな信頼関係が築けているかどうかは、血のつながりに左右されるとは限らない。自分にも「母性神話」が知らず知らずのうちに根付いていることに気づかされる。「血は水よりも濃い」ならぬ、たしかな「血よりも濃い水」の存在を感じた。
読了日:3月11日 著者:うさぎママ
うた恋い。和歌撰 恋いのうた。うた恋い。和歌撰 恋いのうた。感想
思い通りにいかないからこそ、想いが募り、和歌が生まれる。その三十一文字に込められた強い想いは、千年の時を越えて、現代の心にも染み入るように響いてくる――。どの恋のエピソードにも胸が高鳴り、相変わらず、ほわんほわんした。時代背景や登場人物たちの立場を知ると、より一層深く楽しめて面白い。そして杉田圭さんの漫画には、いつも最良のかたちで想像のお手伝いをしていただいております。
読了日:3月11日 著者:渡部泰明
僕と妻の1778話 (集英社文庫)僕と妻の1778話 (集英社文庫)感想
終盤、突如として現実と交錯し始める数作には、胸をしめつけられる思いだった。それまでは、ご自身の決意通りの穏やかな作品が並んでおり、作者の人柄もにじみ出るようだった。
読了日:3月12日 著者:眉村卓
place (Holly NOVELS)place (Holly NOVELS)感想
●自分さえ我慢していれば丸く収まるだろうっていう優しさは、時に相手にとって優しさにならない場合があるよなあと思った。それは私も加賀同様に鈍感なところがあって、はっきり言われないとわからない質だからかな。▼ところで加賀は、性別とか関係なく人間同士として、さおりとのほうがうまくいくような気がするんだけど、そう考えるのは短絡的過ぎるのかなあ。
読了日:3月21日 著者:木原音瀬
不思議の扉  時間がいっぱい (角川文庫)不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫)感想
●んー…まあ『しゃっくり』『時の渦』が面白かったかな。ある意味で、『おもひで女』も印象的だった。いつか読みたいと思っていた筒井さんは今回が初読み。▼ハルヒシリーズも初読みだったが、あー…ラノベだなあという印象で、やれやれ系主人公も、こねくった独特な言い回しも性に合わなかった。▼あと、過去に話題になっていたから気になっていた「ベンジャミン・バトン」も読めてよかった。
読了日:3月22日 著者:
不思議の扉  時をかける恋 (角川文庫)不思議の扉 時をかける恋 (角川文庫)
読了日:3月30日 著者:大森望
1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1感想
没入して読む。止まらない。リトル・ピープル不気味すぎわろた。散見しはじめた村上印の「つながっている」感にわくわく。青豆さんの、意表をつくロマンチズムに思わず胸キュン。偶然に再会したい、この気持ちわかる気がする。青豆さんこわいと思ったこともあるけど、こういうとこもあるのか。いや、むしろこちらが地か。あとまた彼シャツ萌えが出てきたな。
読了日:4月10日 著者:村上春樹
安達としまむら (電撃文庫)安達としまむら (電撃文庫)感想
安達としまむら、この絶妙な距離感がたまらない。安達がかわいい。彼女のこの気持ちは私にもよーくわかる。共感が止まらない。むしろこの関係性は、私自身も欲するところ。……うん、変な意味ではなくて(笑)。
読了日:4月11日 著者:入間人間
世界一初恋 ~横澤隆史の場合~(角川ルビー文庫)世界一初恋 ~横澤隆史の場合~(角川ルビー文庫)感想
所帯染みないイケメンパパ萌え。いやほんと顔もツボだし包容力もすごい、大人の魅力満載のスーパー攻め様でした。はう。
読了日:4月12日 著者:藤崎都
1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 2感想
ラストの邂逅はとても神秘的で美しいものだった。
読了日:4月14日 著者:村上春樹
北海道室蘭市本町一丁目四十六番地北海道室蘭市本町一丁目四十六番地感想
この人らしさが詰まっていた。
読了日:4月16日 著者:安田顕
スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)感想
独自の世界観に入り込むことがなかなか難しい感じだったけれど。1日で消える記憶。街にちりばめられた物語の欠片から得る過去。なるほどなぁ。
読了日:4月18日 著者:籘真千歳
風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記感想
壮大だった……。
読了日:4月19日 著者:小川一水
1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3感想
不思議で壮大な、長い長い冒険が終わった。二人が出会うための世界、運命的な物語。なにかに引き寄せられるように徐々に「つながり」を見いだし始めるBook2までが特に面白かった。不気味でいてどこか神秘的な村上ワールドを堪能。
読了日:4月27日 著者:村上春樹
不思議の扉  午後の教室 (角川文庫)不思議の扉 午後の教室 (角川文庫)
読了日:4月28日 著者:
安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)感想
『老兵たちのフーガ』◎
読了日:4月30日 著者:賀東招二
疑心―隠蔽捜査〈3〉疑心―隠蔽捜査〈3〉感想
煩悩の存在をむやみに恐れず、いまある自分という現実から目をそらさずに、それを認めて受け入れる。悩むべきときにはとことん悩み苦しめばいい。逃げなければ必要以上に追いかけられることもない。嵐はいずれ去る。
読了日:5月1日 著者:今野敏
死神の浮力死神の浮力感想
マリアビートルで王子に対して生まれた憤りを、千葉が痛快にも打ち崩してくれたようで。
読了日:5月5日 著者:伊坂幸太郎
現代語古事記: 決定版現代語古事記: 決定版感想
知った地名が古事記の時代から存在していたことに不思議な感覚を覚える。
読了日:5月7日 著者:竹田恒泰
C&Y 地球最強姉妹キャンディ  大怪盗をやっつけろ! (カドカワ銀のさじシリーズ)C&Y 地球最強姉妹キャンディ 大怪盗をやっつけろ! (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
「あのときとちがうのは、パラシュートがないことぐらいだ。」「このさびしさから救われますように。」
読了日:5月8日 著者:山本弘
新宿鮫 (光文社文庫)新宿鮫 (光文社文庫)感想
鮫島って、思ってたのと違ってけっこう人間味のある人だったんだな。
読了日:5月10日 著者:大沢在昌
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)感想
アメリカの小説はきっと初めて読んだと思うけど、含みのある会話っていうのか。そのあたり、なんとなくのイメージだけど、アメリカの小説、って感じはする。含みのある会話の「含み」が、私にはあんまり理解できないこともしばしばだったけど……(笑)。
読了日:5月17日 著者:レイモンド・チャンドラー
世界一初恋  ~横澤隆史の場合2~ (角川ルビー文庫)世界一初恋 ~横澤隆史の場合2~ (角川ルビー文庫)感想
雪名が北海道出身であると判明。
読了日:5月18日 著者:藤崎都
前夜の航跡前夜の航跡感想
『霊猫』『冬薔薇』◎
読了日:5月21日 著者:紫野貴李
はっぱや神馬はっぱや神馬感想
麻子ちゃんかわいい。響ちゃんもかわいい。というか、登場人物みんないいキャラしてたね。麻子の周りの大人たちがあたたかくてよい。特に、裏の世界トリオに麻子を加えた組み合わせが気に入った。/神馬たちの江戸っ子口調もいいねえ。
読了日:5月23日 著者:檜垣亮
それでも、警官は微笑う (講談社文庫)それでも、警官は微笑う (講談社文庫)感想
中国人工作員と拳銃そして麻薬、な警察小説でした。読みごたえ有り。それで思わず、李ならぬ、「林という男はもういない……」と脳内でつぶやいてしまった私がいたわ(笑)。@元ネタfrom DTB/ところで中国人工作員と拳銃は、どうやら切っても切れない間柄のようで……? この組み合わせから、たしか刑事ものではなかった気がするけれど、過去に読んだ『李歐』を思い出した。/→
読了日:5月26日 著者:日明恩
ミストボーン―霧の落とし子〈3〉白き海の踊り手 (ハヤカワ文庫FT)ミストボーン―霧の落とし子〈3〉白き海の踊り手 (ハヤカワ文庫FT)感想
これにて第1部が終了。壮大な霧の世界で追体験する怒濤の展開、ばっちり読みごたえがあって面白かった。残された不穏な言葉、そして始まりの予感。愛しいこの人々の今後が気になる。これは確実に第2部へと読み進めることになりそう。/拠り所となりうる様々な考え方を蓄えておくことで、迷ったときに心が希望を見いだせるということを思った。
読了日:5月28日 著者:ブランドンサンダースン
深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)感想
ひとつの地球に住む多様な集団・組織を、ひとつの物語へと織り込む変わらない圧巻の筆力、そして世界観。ヴィクトル編がもうすごいヘヴィーだった。食う側が食われ、食った側が食われ。物語へ移入して現場を「見た」結果、登場人物たちと同じく吐き気を覚えかけた。よくも悪くも描写力。工学組パートの専門的な話がよくわからないなーとぼんやり聞き流していたところにパンチを食らった気分。オウムェ……。しかし物語を読み進める上で、海の現状を直視することは不可欠だっただろうとは思う。/→
読了日:5月31日 著者:上田早夕里
深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)感想
『深紅の碑文』というタイトルが胸に重く響く。互いに影響しあう複雑に入りくんだ人間社会というものを思った。続編はあるのだろうか、宇宙へ旅立ったマキたち、近々プルームの冬を迎えるのであろうユイたち、音信不通のマリエ。気になる要素は残されている。次なる舞台は宇宙(そら)なのだろうか。/青澄の若い頃をもうほとんど覚えていないので、もう一度前作を読みたい気持ちになった。新たな物語として捉えられるかもしれない。
読了日:6月6日 著者:上田早夕里
安達としまむら (2) (電撃文庫)安達としまむら (2) (電撃文庫)感想
拍車がかかる安定の安達のぐるぐるに今回も悶える。かわいい。日野・永藤ペアの幼なじみコンビもいいなあ、「約束がなくても自然に集うその関係性」、そんなベテランの風格がよい。ていうかあとがきの「しまむらの小脇に抱えられる安達」をミニキャラで想像したら、馴染みすぎ&かわいすぎて(笑)。/ヤシロとしまむら(小)の交流におけるフラグもあるし、本編もまだまだ続けられそうだとお見受けする。続編希望!
読了日:6月7日 著者:入間人間
ライオンハートライオンハート感想
月並みながら、「会えない時間が愛育てるのさ」ということを思った。エピソードとしては、ミレーの絵とのリンクが一番胸が高鳴ったかな。
読了日:6月8日 著者:恩田陸
ほめる生き方ほめる生き方感想
なるほど。
読了日:6月9日 著者:西村貴好
ガンジス河でバタフライガンジス河でバタフライ感想
濃厚な旅だった…(笑)。素敵な出会いの連続や度々起きるハプニングも、著者の目を借りて読むだけなら楽しいけれど、自分に置き換えて想像すると、ここまで楽しんでしまえるとは到底思えない…w 貴重な追体験をさせていただき、ありがとうございます。。(笑)
読了日:6月10日 著者:たかのてるこ
都会のトム&ソーヤ(1) (YA! ENTERTAINMENT)都会のトム&ソーヤ(1) (YA! ENTERTAINMENT)感想
内人が当然の顔をしつつも強すぎてわろた、かわいいふりしてあの子、わりとやるもんだねと(笑)。ばあちゃんパネェっす…(笑)。そして『おおブレネリ』があの曲だと私のなかで点と点が線でつながる。「ユウレカ」という言葉を知る。
読了日:6月11日 著者:はやみねかおる,にしけいこ
三日間の相棒三日間の相棒感想
私も「相棒」という言葉に釣られて。なんとなく、人物造形が全体的に単純、という印象。なんだとお、あたー、ひええ〜、妙に引っ掛かる言い回しは書き癖なのか(笑)。
読了日:6月16日 著者:永瀬隼介
札幌の休日1 (新書館ディアプラス文庫 241)札幌の休日1 (新書館ディアプラス文庫 241)感想
携帯電話もない時代の、スローペースな青春物語。
読了日:6月16日 著者:桜木知沙子
SOSの猿SOSの猿感想
「コンステレーション・意味のある偶然」「メサイアコンプレックス」という言葉を知り、前者には特に興味を引かれた。/事実を確認しようがないとき、作り話をでっちあげて納得しちゃう、そんなふうに作り話が人の心を救うという考え方には同感するし、よいと思った。/「母親が自分の人生を楽しむ、というスタンスは、ひきこもりへの対応として、さほど誤りではないのかもしれない。」
読了日:6月19日 著者:伊坂幸太郎
覆す力 (小学館新書)覆す力 (小学館新書)感想
自分の特徴に合った努力の仕方、そして長所を生かす術を知ること。敗戦から学ぶこと。低迷期は、そのあとに来る好調期を生かすためのインプットの時代。/あまり触れたことのなかった棋士の世界。プロになるための条件や、その先に待つステージでの昇降級には、非常に厳しい条件があることを知る。
読了日:6月27日 著者:森内俊之
デュラララ!! (電撃文庫)デュラララ!! (電撃文庫)感想
アニメから一体何年経ったのだろう、今さらながら原作を手に取る。なるほど、物語はこのようにして始まったのか。個性が際立つ魅力的な登場人物たち。彼らが織り成す歪んだ恋の物語。/ところでみなさんの感想で知ったのだけど、アニメ2期製作決定なんですってね!ほう!
読了日:7月5日 著者:成田良悟
エス 裂罅(れっか) (SHYノベルス)エス 裂罅(れっか) (SHYノベルス)感想
ラスボスっぽいやつ登場。思いあうゆえお互いにお互いを守ろうとするふたり。守りたい人がいる、それは尊くかけがえのないこと。しかし同時に弱味ともなる。宗近から離れて、椎葉はなにをするつもりなんだろう。行く先には暗い闇しか見えないのだが…。
読了日:7月6日 著者:英田サキ
夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女感想
森見作品初読。地に足がついていると思いきや、気づいたときにはファンタジックに飛んでいる。まず癖がすごいなと思い、いい子なのだけれども彼女のチート感‥といえばいいのか‥にあまり馴染めないかもしれないと思った序盤。しかし学園祭に至る頃には慣れも手伝ったのか、偏屈王とプリンセス・ダルマのエピソードにはのめり込んだ。こういうの、好き。
読了日:7月10日 著者:森見登美彦
ロング・ロング・アゴー (新潮文庫)ロング・ロング・アゴー (新潮文庫)感想
全編を通して、運命の、というか、人生のままならなさを感じさせられ、心にざらついたものが残る印象。著者の作品は久々に読んだが、いじめられっ子をはじめとして「弱者」に焦点を当てるというテーマは一貫しているような気がする。
読了日:7月11日 著者:重松清
運がよくなる宇宙からのサイン―――あなたにもサインは来ている運がよくなる宇宙からのサイン―――あなたにもサインは来ている感想
ワクワクする気持ちは宇宙からのサイン。それでいいよと教えてくれるメッセージ。「待つ」ということに関しても、そのことから気持ちが離れてしまわない限り「今の状態は一時的なもの、期限つきのもの、時期が来ればいずれそうなる」。物事が動かないときは、人事を尽くして天命を待つべし。
読了日:7月13日 著者:浅見帆帆子
伯爵と妖精―駆け落ちは月夜を待って (コバルト文庫 (た16-26))伯爵と妖精―駆け落ちは月夜を待って (コバルト文庫 (た16-26))感想
はうー久々に甘い恋慕われ成分を補給〜。。よい。やはりよいなー。リディアが他の男にとられやしまいかと心配してぐるぐるするエドガーとか…。あと、リディアとケルピーの出会いも知れて嬉しかったです。/【余談】最終話のアシェンバード家のパーティーにおける「義理の息子ですよ、義母上」という冗談のくだりがよく理解できなかったのだけれど、どういうことだったのかしら…?
読了日:7月14日 著者:谷瑞恵
札幌の休日 (2) (ディアプラス文庫)札幌の休日 (2) (ディアプラス文庫)感想
橋本の「だってもしあいつになにかあったらおれが助けてやらなきゃいけないから」に私も感動。根本にこの感覚が当然のようにあるのが本当の友情なんだろうなぁ。一方山岸の久美子に対する本音語りにも感動するものがあった。札幌の仲間たちに次々と感動させられた2巻。「確かな信頼と友情があるからこその悪口雑言」っていうのはいいよなあ。
読了日:7月19日 著者:桜木知沙子
金星特急・外伝 (ウィングス文庫)金星特急・外伝 (ウィングス文庫)感想
これで最後だとわかっていたけれど。思いきって読んでよかった、まさに珠玉の短編集。砂ユスは本当にいいな。三月と夏草の出会いの話は、三月が切なすぎて泣きそうになった。そして現在の彼を見てまた涙。最終話はこれ以上ないほどの大団円。これにて完走、金星特急という物語に出会えてよかった、本当にありがとうございました。▼余談ながら…扉絵に軍服萌え。。(笑)/→
読了日:7月20日 著者:嬉野君
探偵・日暮旅人の壊れ物 (メディアワークス文庫)探偵・日暮旅人の壊れ物 (メディアワークス文庫)感想
しんどいなあ。緩衝材になる話もあるにはあるのかもしれないけれど、それでカバーしきれているのかいないのか…。前巻から気になる終わり方をするから気になるけれど、この著者の描く物語についていく気が失せてきているのが本音のところ。。読み進めるのが億劫で、途中で何日か置くハメに。あと毎回、表紙のホンワカと内容のダークさにギャップがありすぎる気がするのだが…(笑)。などとネガティブなことを言いながら、巻末パートと陽子先生との進展が気になるのでいずれ次巻も読んでしまうような気がする自分…(笑)。はう。
読了日:7月24日 著者:山口幸三郎
聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)感想
とても読みやすくて面白かった。阿川さんはキュートでやっぱり好きだなあ。聞く力とは、相手にいかに気持ちよく話してもらえるかを意識すること。真摯に。好奇心をもって接すれば、質問は自ずと湧いてくる。
読了日:7月28日 著者:阿川佐和子
ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)感想
瀬川貴次さんの『鬼舞』を読んで気に入ったので著者読み。面白かった。そして、この世の一番の不思議は人の心の有り様なのかもしれない、……なんてかっこつけてみたりして(笑)。構造としてはやはり夢枕獏さんの陰陽師を彷彿とさせる。あとがきから、平安の世界で遊ぶ著者の楽しそうな様子が伺えて微笑ましかった。本当に好きなんだなあ。
読了日:8月1日 著者:瀬川貴次
まほろ駅前狂騒曲まほろ駅前狂騒曲感想
ネーミングマジックで多田が行天を名前で呼んだテイになり(しかも「ちゃん」付け)、行天似のはるをかわいいと言うことで間接的に行天をかわいいと言うに等しくなる、という著者狙い通りの展開に。しかしこれらはなんだか行天が多田に対して過剰反応しているような気がしてニヤニヤ。最後にはお隣さんになっちゃうし、やっぱり多田、なつかれてんなあ(笑)。/→
読了日:8月8日 著者:三浦しをん
百年法 上百年法 上感想
HAVIと百年法の存在する日本共和国、この国のたどる未来はどのようなものになるのかが知りたい。それぞれ異なる立場にいる登場人物たち、そんな彼らのキャラクターを飲み込むための上巻とも言えようが、さて、下巻で彼らはどのように歴史に絡んでゆくことになるのだろうか。
読了日:8月13日 著者:山田宗樹
小説 太田道潅―江戸開発の知将も謀略を見抜けず小説 太田道潅―江戸開発の知将も謀略を見抜けず感想
太田道灌を救ったという黒猫の話を人づてに聞き、そこからこの人物に興味を持って調べてみたところ、彼についての物語を童門冬二さんが書いていることを知り、予備知識は皆無であったけれども読んでみた。なんだろう…、出る杭は打たれるの典型のような。情報操作と、信じたいものを信じてしまう人の心の弱さが生み出す渦。資長は不器用な人‥という印象で正しいのだろうか、だけれども、周りに渦巻く濁りに負けなかった彼を、慕い続けた本物の仲間たち。見ている者は見ている。
読了日:8月18日 著者:童門冬二
天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)感想
表紙はよく見たら、でっかい梅干しなどではなかった。4巻の内容を如実に暗示するそれだった。これは、軌道娼界《ハニカム》の全貌ということなのだろうか…。内容的には、初めはさすがに戸惑ったのだけど、途中から感覚が慣れてきたのか、あるいは彼らの倫理観がこれっぽっちも半端なものではなく、むしろ切実なまでに貫き通すものがあったためか、それこそ自分の価値観が覆されるような不思議な体験をすることになった。ほんと、まるで道を求める僧侶のようで。あと注目すべきは《恋人たち》の「アウローラ」という名前の輪廻か。
読了日:8月22日 著者:小川一水
札幌の休日 (3) (ディアプラス文庫)札幌の休日 (3) (ディアプラス文庫)感想
なるほど「皇の罪と罰」な巻でした。自らを覆った狭い殻を自覚し、それを破るまでは、皇の言い分が子供じみて自分勝手で呆れそうになったけれど、自分に置き換えて理解できる部分もあって。そんな子供が、人を傷つけて、自分も傷ついて、大人になっていく。次の最終巻では素敵な二人が見られそう。
読了日:8月23日 著者:桜木知沙子
伯爵と妖精―女神に捧ぐ鎮魂歌(レクイエム) (コバルト文庫)伯爵と妖精―女神に捧ぐ鎮魂歌(レクイエム) (コバルト文庫)感想
ついにリディアが受け入れ、エドガーとリディアの婚約が正式に成立。プリンスとの抗争パートでは、エドガーとレイヴンの真の絆が発揮される。そしてケルピーとアーミンの二人はやはり協力態勢のようだけど、一筋縄ではいかないであろう複雑なアーミンの心、そんな彼女に生じた心の揺れが今後どのようになっていくのか楽しみ。対極的なケルピーとは相性もいいんじゃなかろうか。注目です。
読了日:8月29日 著者:谷瑞恵
君のせい(上)君のせい(上)感想
おそらく初・携帯小説書籍。そうか、横書きなのか。柚梨奈や隆也、それぞれの青い心理に共感しつつ、なかなかに楽しめた。少女漫画を文章化したような雰囲気。先が気になります。
読了日:8月30日 著者:咲良色
モノレールねこモノレールねこ感想
初読み作家さん。誰かの死を想い、それを乗り越えたとき、切り開かれる新たな未来。ほっこりとブラックのバランスが絶妙で、どの作品もじんわりと心があたたかくなるお話でした。時を経て明らかになる真実、人生を生きていれば、いつかそのような隠された真実が明かされる日が来るのかもしれない。なかでも『モノレールねこ』と『バルタンの最期の日』がお気に入り。ほんと、ザリガニに泣かされる日が来るとは…(笑)。そして「モノレールねこ」というネーミングの由来に、なるほど納得。
読了日:9月1日 著者:加納朋子
窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)感想
よくぞここまで思い出のお話が尽きないものだと感心してしまうほどに、小学1年生の日々のみずみずしい日記だった。天真爛漫でいつも一生懸命なトットちゃん、子供らしさの塊。好きだなあ。そしてきっと、人に恵まれた人だからこそ出来る歪みのない捉え方であったり、実行力であったりもするのだろうなと思う。そういう奇特な人が、この世界には必要なのだろう。いつだってやりたいことが明確だからこそ、人を信じているからこそ、その思いのまま素直に動ける。しばしば人を惑わす雑念が、まとわりつく隙がない。徹子さん、好きです。
読了日:9月10日 著者:黒柳徹子
ターン (新潮文庫)ターン (新潮文庫)感想
受話器に布団と掛け布団を用意してあげるのがかわいい。/同じ小説を意識的に再読したのは私にとって非常に珍しいこと。過去に一度読んでいることは間違いないので再読として登録した。読メの再読登録、これは初めてのことじゃないだろうか。前に読んだのはきっと中学生ぐらいの時だと思うけど、細部は思いがけないほど忘れていた。当時と現在では読書量の絶対値が違うためか、自分が思っていたよりは心が動かなかった。再読するにあたってようやくというべきか、初めてメゾチントについて調べた。
読了日:9月12日 著者:北村薫
札幌の休日 (4) (ディアプラス文庫)札幌の休日 (4) (ディアプラス文庫)感想
疲れた羽を休めるための一時的な場所から、これから先も続いてゆく永遠の場所へ。お互いに自立して、その上で求めあう、それこそが本物のパートナー。篠沢一家の積年のわだかまりも徐々に解消しつつ、大団円の最終巻。
読了日:9月14日 著者:桜木知沙子
ヤンキー母校に生きるヤンキー母校に生きる感想
GTOはあんまりよくは知らないけど、リアルにそれみたいだった(笑)。だけどもし私が生徒だったら…、きっとうまく馴染めないんだろうなぁ。。あるいは、情熱を持った先生方や素敵な仲間たちと出会うことで、人が変わって馴染めるものなのだろうか…(笑)。
読了日:9月20日 著者:義家弘介
君のせい(下)君のせい(下)感想
恋に障害は付き物だし、たとえ鬱陶しいと思う相手でも、離れてみてわかることってあるし。梨乃さんの思考回路は理解しづらいところがあるけれど、別離・そして恋の障害という展開は王道的、だがそれは、頑なで意地っ張りな心が素直になるために必要な時間。さて、いっぽう軽薄男が本物の恋に出会うとき、隆也くんのように変われるなんてことは、現実でも起こりうることなのかしら?あるいはフィクションマジック? 経験値がなさすぎてよくわかりません(笑)。だけれども、人を変えてしまうほどの恋というのはやっぱり憧れる。
読了日:9月20日 著者:咲良色
モナミは宇宙を終わらせる?  We are not alone!  (カドカワ銀のさじシリーズ)モナミは宇宙を終わらせる? We are not alone! (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
モナミは相変わらずの見事なドジっ娘ぷりでしたが、彼女のポジティブ具合は見習うべきところもあったりして…(笑)。そして、きっと現実世界にも小さなシンクロ(的なもの)は存在していると、私は信じている。そのほうがわくわくするし、実感としても、ある。
読了日:9月23日 著者:はやみねかおる
伯爵と妖精―ロンドン橋に星は灯る (コバルト文庫)伯爵と妖精―ロンドン橋に星は灯る (コバルト文庫)感想
ロンドンじゅうに星の矢が降り注ぐ光景が美しすぎて。うっとり。そしてメインのおふたり、おめでとうございます。まあ、ここから結婚まではまだいろいろあるのだろうけれど…。あと、ひょんなことからニコへの友情を芽生えさせたレイヴンがかわいい。こう言ってはなんだけど、ふたりの本気度のギャップが面白い。
読了日:9月25日 著者:谷瑞恵
初陣 隠蔽捜査〈3.5〉初陣 隠蔽捜査〈3.5〉感想
伊丹が主人公かつ語り手の短編集。シリーズ本編の裏側エピソードもありつつ。伊丹視点とはいえ久々に竜崎と出会ったわけだけれども、相変わらずの竹を割ったような言動が気持ちよい。本作を読んでいてなぜか、竜崎がドラえもんみたいだなと思った。事実だけを歪みなく見つめれば、答えは自ずと見えてくる。ていうか、インフルエンザの猛威の影響をほとんど受けない大森署(笑)。
読了日:9月26日 著者:今野敏
妖狐ピリカ・ムー: この星に生まれて妖狐ピリカ・ムー: この星に生まれて感想
児童文学らしい、わかりやすいお話だった。恥ずかしながら「リコリス=彼岸花」ということは知らなかった。キツネノカミソリは聞き覚えがあるような気がしたが、やはり自分のなかでリンクはしていなかった。新たな知識を得た。
読了日:9月26日 著者:那須田淳
4 Girls (メディアワークス文庫)4 Girls (メディアワークス文庫)感想
一作目、「由良先輩」とか出てくるから心臓が跳ねた。この傍若無人な感じはまさに…。美術部顧問の隅田先生もなんとなく聞き覚えがあるような…。「これはプシュケワールドと同一観なのか?」などと思っていたら、「吉野」の名前も出てきて案の定だった。そういや美術部に黒部っていたっけ。つまりこれは、「彼女」がいた一番輝かしい時期のお話だったのか。まさかここで彼らに再会することになるなんて。そして今作に限らず、柴村さんの描く、思春期でグルグルな子たちが好きです。
読了日:9月27日 著者:柴村仁
C&Y 地球最強姉妹キャンディ  夏休みは戦争へ行こう! (カドカワ銀のさじシリーズ)C&Y 地球最強姉妹キャンディ 夏休みは戦争へ行こう! (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
今回もC&Yのふたりのチート具合が炸裂していて面白かった。サブタイトルの軽さから、まさかリアルに戦争体験をすることになるとは思わなかったが、まあ、彼女たちならあり得るか(笑)。考えさせられるけれど後味は悪くなく、いい塩梅。もしかしたらこの作品自体が、ソフトなナイトメア・マシンなのかもしれない。あと、夕姫オススメの『宇宙のスカイラーク』が読んでみたくなった。
読了日:9月29日 著者:山本弘
徹子さんの美になる言葉 その後のトットちゃん徹子さんの美になる言葉 その後のトットちゃん感想
テレビでも聞き覚えのある、徹子さんの持ちネタともいうべきエピソードもちらほらと。(私が徹子さんの出演番組を見ている確率が高いだけ?(笑)) 人生経験豊かな徹子さんのおしゃべりを、実際に対面でお聞きしているような感覚でした。かわいらしくて、おもしろかった〜。褒め上手はコミュニケーション巧者。ラストの、好きな俳優さんや作品談義の怒濤っぷりもすごかった(笑)。
読了日:9月29日 著者:黒柳徹子
夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]感想
初読み作家さん。なるほど人生の冬から「夏への扉」、きっと一生ものになる、素敵なお話に出会えて嬉しく思う。初めは手酷い裏切りにぞっとするも(信用できる人を見極める力を身に付けようと心した)、勧善懲悪なハピエン展開であり、ユーモアもたっぷりで面白かったです。猫好きとしても、とてもよかった。60年ほど前の人が想像した未来像、逆に私は半世紀も前の過去像がうまく想像できないけれど、未来の新聞の描写があまりにもタブレット端末を彷彿とさせて感動した。そして私は、いまから30年後の世界を好きだと言えるのだろうか。
読了日:10月2日 著者:ロバート・A・ハインライン
百年法 下百年法 下感想
読みごたえあり。北沢大佐の大統領指令ゼロ号発動には胸がすきました。結局HAVIによる不老不死は期限付きのものだったけれど、何事も新旧交代という名の新陳代謝があってこそ、物事はうまく動いていくのだな。そこには時に国であり人である自分の大切ななにかを、自らより先を生きる人に託して逝くという、切なる願いのようなものがあり。そうして大切ななにかは守られてゆく。
読了日:10月5日 著者:山田宗樹
伯爵と妖精―花嫁修業は薔薇迷宮で (コバルト文庫)伯爵と妖精―花嫁修業は薔薇迷宮で (コバルト文庫)感想
お互いに想い合っているからこその行動が、とことん空回り。だけれども、幸か不幸か彼女がピンチに陥るほどに、彼と彼女の赤心が行動を伴って証明されることになる、というわけですねえ、ごちそうさまです。樽や大鍋を洗うエドガーには私も感動を覚えました。この一連の事件がきっかけで、ふたりの心は一気に近づいたのではないでしょうか、ニヤニヤ。そしてレイヴンとニコの友情パートもひっそり進行中…(笑)。
読了日:10月9日 著者:谷瑞恵
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)感想
浅学な私には正直、世界史的背景や政治的な思惑など理解できない部分も多かったのだけど、これほどまでに易経というものに注目したことはなかったので、そちらのほうに少々興味を引かれた。
読了日:10月14日 著者:フィリップ・K・ディック
世界一初恋  ~横澤隆史の場合3~ (角川ルビー文庫)世界一初恋 ~横澤隆史の場合3~ (角川ルビー文庫)感想
読了直後に感想を書くのを忘れていたのだが…、えー…と、桐嶋さんとアロハスタイルの親和性の高さと、日和の無自覚モテと…? なんだかそんな感じ。
読了日:10月14日 著者:藤崎都
去年はいい年になるだろう去年はいい年になるだろう感想
バッドエンドへと転がる展開に、どうなることかと少し思ったけれど、希望あるラストでよかった。まあ、そうですよねーw 途中、知った名前がちらほらと出てきてテンションあがった。
読了日:10月21日 著者:山本弘
つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)感想
全方面、傷だらけ。ソースケの戦争バカはおもにコメディ担当の単なるスパイスであるべきだったはずで、いろいろあるけどこのままでもなんとか日常は続いてゆくのだろう、などという漠然とした甘い幻想はことごとく打ち砕かれた。精神的ビンタ。自らが抱えた問題は、いつか直視しなければならないのだ。未来を望むのなら、乗り越えねばならないのだ。瞬く間に混沌の戦場と化す町のなかで、宗介のかなめへの誓い。彼女と彼女に属する世界を守りたい(意訳)、かあ…。宗介かっこいいなぁ…!
読了日:10月25日 著者:賀東招二
シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)感想
日常生活における様々な心の動きが、心理学の有名な実験や理論の数々を引用してわかりやすく解説されており、とっても面白かった。バイブルとして家に一冊置いておきたいくらいかも。
読了日:11月13日 著者:植木理恵

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